・【頸部脊柱管狭窄症】
「首、肩がこり、腕は動かせず… が、日常生活に戻りました。」
・【脊髄損傷後の後遺症】
「痛みが回復せず、痛みが強くなるばかりで途方にくれていました・・・でも、服がこすれたときぐらいしか、気にならなくなりました。」
・【脳梗塞後遺症 左片麻痺】
施術経過比較:手指の動作(発症後2年および7年)
「ギターの弦が少し押さえられるようになりました。」
「首、肩がこり、腕は動かせず… が、日常生活に戻りました。」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患: 頸部脊柱管狭窄症(整形外科での診断名)
発症2ヶ月後より施術開始
●アンケート日: 初診より約3ヶ月後
※以下、アンケート内容の書き起こし文です。
●訪問施術を受ける前は、どんな症状にお悩みでしたか?
「首、肩が凝り、腕は動かせず、背中が張り、呼吸するのが苦しかった。 」
●痛みの強さ
Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:5 ⇒ 2
●からだの動きにくさ
Wong-Bakerフェイススケールにて、
開始前:4 ⇒ 2
●訪問施術を受けてみた感想をいただけましたら幸いです(^^)
「4、5回治療後からかなり痛みが和らぎ、現在3か月目、ほぼ日常生活に戻っています。 腰、膝も治療して頂き、共に楽になっています。」
●訪問施術を受けようか迷っておられる方に、一言頂けましたら幸いです (^^)
「最初、鍼を刺す事に抵抗がありましたが、痛みのツボをさがしながら治療して下さるので鍼の痛みは感じませんでした。」
●症状の経過:
初回訪問の2か月前から右後頭部から右肩、右腕にかけて痛み、整形外科では頸部脊柱管狭窄症と診断されていたそうです。
右腕を前や後ろに上げようとすると痛くて挙げられず、背中も張って呼吸するのも苦しかったそうです。
また、洗濯物や布団を干したり、食器を上の棚に置くなどの動作ができなかったそうです。
訪問施術は週1回の頻度で、右肩関節への鍼を主に、灸や軽いマッサージ等も行いました。
この方は、頚椎が原因ではなく、「年齢肩」の軽症例と考えられました。
年齢肩ながら、就寝時の痛みが軽いため、比較的早く回復するのではないかと考えました。
開始から4ヶ月、痛みはかなりおさまり、上の棚に皿を置けるようになりました。
そして6ヶ月目、軽い洗濯物なら物干し竿に掛けられるようになり、施術終了となりました。
●症状についての解説(私見含む):
頸椎が原因と間違えられやすい? 肩関節の痛み
頚椎症性神経根症や、頸部脊柱管狭窄症という疾患などでは、頸椎(首の骨)が原因で腕に痛みやしびれが生じることがあります。
他方、五十肩(肩関節周囲炎)などの肩関節疾患でも、腕や手まで痛みやしびれが感じられることがあります。
そのためか、頸椎のレントゲン画像に多少なりとも異常があると、肩関節の問題を見逃されていることがあるように感じています。
前述の方も、頸椎ではなく肩関節の問題だと考えられた例でした。
事実、首には施術していなかったのです。
肩関節に問題がない場合は、頸椎に問題があったとしても、ほとんどの場合は腕を上に挙げたり後ろに回す動作が可能です。
(布団の上げ下ろし、洗髪、エプロンのヒモ結び、等々)
「痛みが回復せず、痛みが強くなるばかりで途方にくれていました・・・
でも、服がこすれたときぐらいしか、気にならなくなりました!」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患:脊髄(胸髄)損傷(脊髄梗塞)
●アンケート日: 初診より約9ヶ月後
●症状の経過
サーフィン体験中に胸髄損傷を生じ、下半身に完全麻痺が残る方でした。
上腹部と背部に残る強い痛みに対し、鍼灸の依頼を受けました。
初診時は発症より2年半が経過していたため改善は難しいかと思いましたが、週2回、鍼灸を主に施術しました。
脊髄損傷後の痛みに対する鍼灸についての論文等が見つからず、帯状疱疹後神経痛の鍼灸施術方法(※1)を流用しました。
痛みは毎回の施術直後から2時間ほどは緩和するようでした(奥様から見ても)。
寒くなると痛みが悪化し横になることが多かったそうですが、施術開始から半年、冬はあまり横にならず過ごせたそうです。
初診より9ヶ月、麻痺は変らず、痛みはやや残るものの、職場復帰を果たせました。
※参考文献:
(※1 帯状疱疹後神経痛に対する低周波鍼通電法の効果:筑波大学理療科教員養成施設/東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター 菅原正秋: 医道の日本 第759号(平成18年2月号)2006年)
「ギターの弦が少し押さえられるようになりました」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。
施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
発症 2012-6/11 (発症時年齢:56歳)
昼夜なく働いていた激務が続いていた職場で発症し、急性期→回復期病院を経て自宅、職場に復帰するも・・・
歩行は短下肢装具を装着してもやや不安定、左腕は実用手とならず・・・
施術開始 2013-11/23
(発症より約1年半経過)
諸状況によりPT、OT介入できず、週1回ペースで鍼灸含め矢野が施術しました。
動画① 2014-5/3
(発症より約2年、施術開始より約5ヶ月経過)
職場では右手一本でPC作業等こなしていたとの事、
動画② 2019-3/16
(発症より約7年、施術開始より約5年経過)
2018年よりライン作業工場に再就職、左手で製品をつまんだり、10kgほどのパレットを両手で持てるようになられています。
歩行は単下肢装具も杖もなしで軽い段差も不整地も歩行可能になられています。
矢野は、発症後1年半から鍼灸と機能訓練で介入しました。
鍼灸の直後には、指や腕のこわばりが軽くなるとのことで継続されています。
以前はギターが好きでバンドやったりと、かなり入れ込んでいたそうです。
半年くらい前もまだ、弦を指腹で押さえたり、指をフラットにして全ての弦を押さえるには、指の力が足りないと残念そうでした。
というか、ギターは当初からあきらめモードでした…。
現在は、音を鳴らせるだけの指の力が出ているようで、あとはスピードが欲しいと…!
本来なら、理学療法士さんや作業療法士さんがメインで入り、私はこわばりの改善にサブで入るのがいいかと思うのですが、
色々あって私だけが関わらせて頂いています。
「B’zの稲葉サンはすごいですよ!」と語る患者さん、
稲葉さんばりには動かなくても、まずはなめらかに弾けるようになったらいいなぁ!!
もちろん、長期的な変化については、果たして鍼灸の効果も加わってのものか?
自然な経過の中での改善なのか?
無口なご本人が陰で必死に努力していたのか…?
不明というのが本当のところだと思います。
発症以前のように、ギター弾けるようになって、お孫さんをシビれさせて欲しいなぁ…!