鍼灸を始めてから、本当に様々な症状の方とめぐり合いました。
要介護状態で慢性的な痛みに悩んでいた方が、痛みを忘れて再び立てる、歩けるようになったり、
社会人の方が喜んでお仕事や家事に復帰する、
学生さんがスポーツに復帰する、
そんな姿を見るたび、この仕事をしていて良かったと思っています。
以下、お客様からお手紙やメール、アンケートなどで頂いたメッセージなどを御紹介します。
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
「歩いたりトイレに座るだけでも辛かったのが、苦にならなくなりました。」
●疾患: 坐骨神経痛
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
訪問し始めの頃は、歩くのも、洗面台で立っているのも、食卓で座った後に立つときも痛くてつらく、トイレに座っているだけでも痛むようでした。
坐骨神経痛と診断されたものの、痛み止めも湿布(モーラステープ)も効かず、ずっと悩まれていたとの事でした。
初回診察にて、右すね外側の痛みは坐骨神経痛ではなく、腓骨筋腱炎という障害による痛みと考えられました。
坐骨神経痛を生じる疾患には難解なものもありますが、腓骨筋腱炎は比較的変化しやすいものです。
ただ、ご本人の訴える痛みの程度がかなり強く、また痛みを生じたきっかけが明確でないため、腓骨筋腱炎のみによる痛みと考えてよいかどうか悩ましいところでした。
施術は腓骨筋腱炎に対する鍼灸を主に、腰や殿部の筋肉の緊張をやわらげることなども含めて行いました。
痛みは週2回の治療を始めてから1ヶ月経たずにかなりおさまりました。
寝返りや起き上がりの際に痛みで顔をゆがめることもなくなり、自宅の外も少し歩くまでになりました。
痛みがほぼやわらいだ後も、日頃からの定期的なメンテナンスを目的として施術を受けてくださっており、腰痛の再発などにもすぐにケアができています。
●疾患: 脊椎圧迫骨折
要介護、車いすの奥様を介助されていたお客様でした。
当初は、少しの体動でも背中から胸にかけて激痛が走り、奥様の介助どころかご自身も外に出られないほどの状態でした。
整形外科で処方されたロキソニンやボルタレンといった痛み止めでは胃が荒れてしまい、湿布のみでしのいでおられました。
このような圧迫骨折についても、圧迫骨折部周囲の筋肉をゆるめたりすることで痛みを和らげ、いろいろな動作を楽にすることができるようになることも少なくありません。
痛みはまだ持続しているものの、毎日5000歩のウォーキングをなされています。
「4ヶ月前は10分と座っていられなかったのが、6時間座ったままで箱根駅伝を観ることができました。」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患: 脊柱管狭窄症(手術後)、 リウマチ(膝、肘とも人工関節に手術後)、間質性肺炎
リウマチによる膝や肘の関節痛に加え、脊柱管狭窄症によると考えられる腰痛と大腿部の痛みに悩んでいた方です。
座っていると大腿部に強い痛みが生じてくるため、ほんの10分座り続けることもままならない状態でした。
施術は、マッサージやハリ、ストレッチなど色々な方法を併せて行ないました。
痛みについては時折ひどく悪化を繰り返し、改善には4、5ヶ月を要しました。
しかし、座位を持続できる時間は、2ヶ月後からかなり改善し、食事やTV視聴などほぼ問題なく可能となりました。
「寝ているときも朝起きる時も痛くて、整形外科、整体と渡り歩きましたが、早くハリを受ければよかった・・・。」
●疾患: 脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症、高血圧症
デイのご友人からの紹介でご縁を頂いたお客様でした。
起立、歩行時の膝の痛みが強く、整形外科に通うも湿布と電気のみで改善なく、1回5000円の整体院に通いマッサージを受けられていました。
左片麻痺による筋力低下は若干残るものの、他院で診断されていた膝関節の変形による症状はほとんどみられず、
意外と早く変化するのでは・・?
と、施術に当たりました。
告げられていた診断名とは考えにくい例も結構あるものです。
紹介元のお客様よりも早く痛みが変化してしまいました(^^)
「歩くのも立ち上がるのもつらく、しゃがみ込みが出来ませんでしたが、数分歩いても痛まなくなり、もう少しで正座もできるかも・・・」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患: 変形性膝関節症、変形性脊椎症、肩関節周囲炎など
●アンケート日: 初診より約2ヶ月後
●症状の経過 :
右膝の痛みが強かったようで、歩行をはじめ立ち上がり、
しゃがみこみなどがかなり制限されていました。
また、以前からの腰痛も膝痛をかばってか、悪化していたようでした。
施術は鍼を主に、マッサージ等の手技も併せて行いました。
週2回の施術を始めてから間もなく、膝も腰もかなり変化し、日常の買い物にも行けるようになりました。
現在も日常のメンテナンスを目的に施術を受け続けてくださっています。
●疾患:脊柱管狭窄症 腰椎圧迫骨折など
●アンケート日: 初診より約4ヶ月後
●症状の経過
訪問し始めの頃は、時には四つん這いでトイレに行かれるような状態でした。痛みはかなり強く、寝返りや起き上がりもかなりきついようでした。
痛みは週2回の施術をはじめてから1ヶ月経たずにかなり変化し、寝返りや起き上がりの際に痛みで顔をゆがめることもなくなり、自宅の外も少し歩くまでになりました。
痛みがほぼやわらいだ後も、日頃からの定期的なメンテナンスを目的として施術を受けてくださっており、腰痛の再発などにもすぐにケアができています。
「もうやめよう、と思った頃から不思議に良くなりはじめて・・ほとんど痛みを感じない時もあるんです。」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患:変形性膝関節症(左右)、脊柱管狭窄症 など
●アンケート日: 初診より約7ヶ月後
●症状の経過
当初、左太ももの前側から膝の内側にかけて痛みを訴えておられました。
立ち上がったり歩いたりするときだけでなく、寝そべっていても疼いてなかなか寝付けないようでした。
施術は、内科系の問題による痛みの可能性に注意しつつ、原因部位を腰と膝と考えて行いました。
週2回の訪問で、はじめの1ヶ月ほどは鍼灸の刺激量の調整に苦戦しました。
施術後の鈍痛や重だるさが生じがちで、なかなか思うような変化が出せずにいました。
魔法使いのように痛みをとってあげたいけれど、現実にはこうやって、施術の悩みの淵にはまることがよくあります。
3ヶ月経ち、お客様とご家族が、そろそろやめようか・・・ と思われていた頃から、不思議と痛みが軽くなってこられたようです。痛みで寝付けないこともなくなられました。
5ヶ月後、かなり痛みは変化し、デイサービスや訪問でのリハビリもすべてのメニューをこなせるようになり、私の施術も改善後の維持目的で週1回に減回し継続されています。
私自身が悩みつづけた膝の痛み、それに受けた鍼がきっかけでこの業界に入りました。
いろいろな方々が関わった上での変化、私の施術だけの結果ではありませんが、この仕事をやっていて良かったと改めて思えたご縁でした。
「まだまだ歩きはこわくて転びやすいけれど、痛みはずいぶん楽になりました。 」
●疾患: 脳梗塞後遺症 変形性脊椎症 変形性頸椎症
●アンケート日: 初診より約3ヶ月後
●症状の経過
私のお客様からの強い勧めで、しばらく迷った末にご連絡を下さったお客様でした。
脳梗塞後遺症の麻痺症状は軽度ではありましたが、歩行はかなり小刻みで不安定で、麻痺側の股関節や腰、膝などに痛みを訴えていました。
リハビリのような運動は嫌い、という方でしたので、まずは施術で痛みを和らげながら、徐々にリハビリの重要性も説明して、専門的なリハビリの利用にもつなげようと考えました。
施術は週2回、歩行を妨げている股関節や膝、腰を主に行いました。
それから1ヶ月もたたず、歩行時の痛みを訴えることも少なくなりました。
しかし、ときおり自宅内で転倒されていたため、ケアマネージャーさんにも逐一報告し、ご本人にも「転ばないためにはリハビリも大事ですよ」とご本人の嫌いなリハビリを少しずつ勧めていきました。
歴戦のベテランのケアマネージャーさんの一言で、訪問リハビリの利用も決まりました。
私の方は今後も、痛みがやわらいだ状態を維持できるよう関わらせて頂ければ・・・ と思っています。
「痛みはしつこく続いていますが、施術の翌日ぐらいまでは割と軽く過ごせています。」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患: パーキンソン病(Yarr4) 変形性脊椎症
●アンケート日: 初診より9ヶ月後
●症状の経過
パーキンソン病につきものの前傾姿勢のため、ずっと腰痛に悩まれていたお客様です。
パーキンソン病の発症以前に鍼灸を受けられていた事があり、パーキンソン病そのものについても鍼灸を望まれていました。
パーキンソン病に対しては、鍼灸の効果はいまだ明確になっていない事や、腰痛についてもパーキンソン病の特徴により完治は難しい事をお伝えし、腰痛の軽減、管理を目的に週1回の施術を始めました。
パーキンソン病の症状に波があり、腰痛も時折悪化するものの、施術後はおおむね翌日までは軽いようです。
できれば、1日おきに施術させていただきたい方ですが、デイサービスやご家族の予定などもあり、週1回の施術にとどまっています。
「起き上がりも歩きも、少しずつ楽になったような感じになりました 。」
●疾患: 帯状疱疹後神経痛、腰痛
●アンケート日: 初診より2ヶ月後
●症状の経過
10年前に右脚に生じた帯状疱疹の神経痛が延々と残り、歩いていても寝ていても痛い・・・というお客様です。
また、痛む脚を引きずるせいか、右腰が慢性的に痛むようでした。
帯状疱疹後神経痛は、発症初期にお薬と並行して鍼を行うと、痛みがかなり軽減される例があります。
しかし、この方の場合は、10年も経過していたので、腰痛は改善できても右脚の神経痛は改善困難なことをまずお伝えしました。
その上で、試してみる価値はあることもお伝えし、治療を始めました。
始めの1ヶ月は、ご自身は右脚はまったく変化なし、腰もほとんど変化なしとおっしゃっていましたが、奥様は立った時や歩く時の姿勢が良くなってきたとおっしゃていました。
2ヶ月して、ご本人も起き上がりや歩きが少し楽になってきたことを実感され、お風呂も奥様の手を借りず一人で出てこられるようになったとのことです。
帯状疱疹後神経痛は変わらず残っていますが、右脚を地面に着いたときの痛みは軽くなったようです。
「転んで以来、左腰から左脚にかけてとても痛かったのが、ほとんど痛まなくなりました。」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患: 認知症、脊柱管狭窄症、脳梗塞後遺症
●アンケート日: 初診より4ヶ月後
●症状の経過
脳梗塞後遺症は軽度でしたが、リビングの電灯を交換しようとテーブルに上がったところ転倒され、それ以来左腰から左太ももへのざこつ神経痛に悩まされていたようでした。
施術は週2回、左腰と左殿部の筋肉の緊張が強い部分を主に行いました。
数回の施術で、左殿部や太ももの痛みはなくなり、左腰の外側に軽い痛みが残るのみとなりました。
3ヶ月後、左腰外側の痛みもほぼおさまり、私の施術も改善後の維持目的で週1回に減回し継続されています。
「腰痛で家の中もろくに歩けなかったのが、外に買い物に出掛けられるまでになりました。」
●疾患: パーキンソン症候群、腰痛、アルツハイマー型認知症など
●アンケート日: 初診より4ヶ月後
●症状の経過 :
訪問し始めの頃は、パーキンソン症候群に伴っての腰痛ということもあり、歩行時の姿勢がかなり側方に傾いていました。
痛みもかなり強く、自宅のトイレに行くのもかなりつらそうでしたが、週3回の施術を続けたところ、1ヶ月ほどで痛みがかなり軽くなり、姿勢もほぼ直立の状態まで回復しました。
その後も、全身的なメンテナンスを目的に週2回の施術を受けてくださっています。
そのおかげか、たまに左膝や首などにも痛みが生じても、すぐに施術することで大事に至らず済んでいる・・・ とのことです。
「痛みが回復せず、痛みが強くなるばかりで途方にくれていました・・・
でも、服がこすれたときぐらいしか、気にならなくなりました!」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患:帯状疱疹後神経痛
●アンケート日: 初診より約1ヶ月後
●症状の経過
5ヶ月前から激しい帯状疱疹後神経痛が右胸背部に生じていた方でした。
関わり始めた当初は、ご本人が痛みを訴えるあまり、ご家族が救急車を呼んでしまい…
一夜、入院してきたこともあった… と言うほどの方でした。
「帯状疱疹後神経痛で入院する人はいませんよ…。」と担当の医師に言われたそうで、途方に暮れていました。
私の鍼灸を受けるようになってから2ヵ月、帯状疱疹後神経痛が生じていた部位は、安静時には痛みを感じなくなったそうです。
動作にて肌着がこすれる時に、切り傷が擦れた時の痛みのような感覚が生じる程度に落ち着いてきて、その範囲も狭くなっているそうです。
ただ、残念ながら、帯状疱疹後神経痛はかなり厄介なもの、
全てのお客様がこのように早々に変化するものではありません。
とても悔しいことに、鍼灸を続けても、まったく痛みが改善しないお客様もおられました。
私を信じてくれたお客様たちにも、ただただ申し訳なく・・・
今回のお客様は、アロディニア(かすかに触れる等、通常では痛みと感じられないような刺激でも痛みと感じてしまう症状: 異痛症とも呼ばれます。)と呼ばれる症状があまり強くみられませんでした。
母校の大先輩の論文より、アロディニアがあまりみられない症例においては、鍼灸が効果をあげる場合が多いとの報告(※1)がありました。
今回のお客様も、アロディニアがあまりみられなかったことが、鍼灸介入後の改善につながったのではないかと考えています。
症例を積み重ね、また国内外の文献を参考にしながら、この疾患についてもより精度を高めていきたいと思います。
※参考文献:
(※1 帯状疱疹後神経痛に対する低周波鍼通電法の効果:筑波大学理療科教員養成施設/東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター 菅原正秋: 医道の日本 第759号(平成18年2月号)2006年)
「痛みが回復せず、痛みが強くなるばかりで途方にくれていました・・・
でも、服がこすれたときぐらいしか、気にならなくなりました!」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患:脊髄(胸髄)損傷(脊髄梗塞)
●アンケート日: 初診より約9ヶ月後
●症状の経過
サーフィン体験中に胸髄損傷を生じ、下半身に完全麻痺が残る方でした。
上腹部と背部に残る強い痛みに対し、鍼灸の依頼を受けました。
初診時は発症より2年半が経過していたため改善は難しいかと思いましたが、週2回、鍼灸を主に施術しました。
脊髄損傷後の痛みに対する鍼灸についての論文等が見つからず、帯状疱疹後神経痛の鍼灸施術方法(※1)を流用しました。
痛みは毎回の施術直後から2時間ほどは緩和するようでした(奥様から見ても)。
寒くなると痛みが悪化し横になることが多かったそうですが、施術開始から半年、冬はあまり横にならず過ごせたそうです。
初診より9ヶ月、麻痺は変らず、痛みはやや残るものの、職場復帰を果たせました。
※参考文献:
(※1 帯状疱疹後神経痛に対する低周波鍼通電法の効果:筑波大学理療科教員養成施設/東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター 菅原正秋: 医道の日本 第759号(平成18年2月号)2006年)
今回のお客様は、胸髄梗塞という脊髄損傷の一種によって、上腹部への神経痛が生じていた方でした。
珍しい症例でしたが、このような神経痛でも、鍼灸でわずかながらでも変化がみられる方がおられます。
鍼や灸・マッサージでは、変形した骨などを治すことはできませんが、痛みのために緊張を強めている周囲の筋肉を緩めたり、
圧迫され過敏になった神経を鎮めることにより、痛みをやわらげることが期待できます。
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患:腰椎圧迫骨折後の腰痛、下腹部痛
●アンケート日: 初診より約6ヶ月後
●症状の経過
自宅内で転倒、第2腰椎の圧迫骨折を生じて1ヶ月半入院されていました。退院後10日ほどで再び痛みが強くなり、寝返りや立ち上がりもつらくて、ゴミ出しも家事もろくにできないとの事でした。
また、腰痛とともに下腹部にも痛みが生じるようで、ともに腰椎圧迫骨折によると診断されていました。
発症3ヶ月後より週2回の鍼灸を始め、当初の1ヶ月ほどは数時間軽くなるも、その後は再び痛みが戻ってしまうようでした。退院後から通所し始めたデイサービスでも、なかなか運動メニューをこなせずにいたようです。
しかし、その後は徐々に痛みが軽くなり、ゴミ出し、町内会の会合、そして1km先のショッピングモールへも歩けるようになりました。
下腹部の痛みはほぼ消失し、腰痛は残るものの、歩いているときにもあまり気にならなくなったようです。
初診から6か月後、週1回に減回しましたが、痛みはほぼそれまでのレベルに保てています。
ただし、圧迫骨折の痛みは鍼灸で軽くなったからと言っても油断は禁物です。
圧迫骨折の大きな原因は骨粗鬆症です。
整形外科等、お医者様のもとで骨粗鬆症に対する治療を継続することも大事です。
その上で、鍼灸マッサージは痛みの緩和が期待できる方法のひとつなのです。
「ご利用者さまからも、脚ひきづって歩く姿を心配されてたのが…」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患:変形性膝関節症/たな障害(滑膜ひだ障害)
●アンケート日: 初診より約5ヶ月後
●症状の経過
現在もケアマネとして働かれている方ですが、平地でも脚を引きずる姿をご利用者様からも逆に心配されてしまっていたそうです。
階段や段差の下りはかなりおつらいようでした。
数件の整形外科を受診されてきていて、3名の医師は変形性膝関節症、1名の医師からだけは、たな障害と診断されていました。
膝を実際にみたところ、軽度の変形はあるものの、痛み自体はたな障害が原因とみられ、改善は早いかも・・・と感じました。
10回目頃から少しずつ痛みが軽くなり、段差もすこしずつ降れるようになり、脚の引きずりを言われることもなくなったそうです。
この方と同様に、変形性膝関節症と診断され、もう歳だから… とあきらめている方は多いかと思います。
しかし痛みは、加齢による変形が主原因でない場合もみられます。
もちろん、鍼灸マッサージで完全に治るわけではありませんが、痛みや動作が軽くなることは期待できます。
「鎮痛薬の服薬に頼らなくてもよくなり、精神的にも楽になりました。」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
1年前に本を何冊も持ち上げてから、左殿部に痛みが生じ、歩5分ほどのスーパーにも3回ほど休まないと痛くて歩けなかったそうです。
整形外科でロキソニンやボルタレンも処方されていましたが、胃が荒れるため常用したくなく悩まれていました。
施術は週1回、鍼、灸を主にマッサージやストレッチも併せて行いました。
5回ほどでロキソニンを服用することがほぼなくなり、スーパーにも休まず歩けるようになりました。
右殿部にも同様の症状があり、9回目からは右の痛みのほうが主となりましたが、こちらも程なくおさまりました。
左股関節の異常も疑い、整形外科に紹介すべきかも考えながらの施術でしたが、殿部の筋肉の緊張をやわらげるだけで痛みはほぼ消失しました。
最近、友人と大山の参道を登ってケーブルカーに乗ってきたそうですが、その後の痛みの増悪もなく安定しています。
「耐えられない痛みが、少しだけなんとか我慢できるようになってきました。」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
●疾患:変形性脊椎症
●アンケート日: 初診より約5ヶ月後
●症状の経過
近くの公園などへのウォーキングを楽しまれていた方でしたが、以前から生じていた腰の痛みが悪化し、整形外科に通うも湿布と鎮痛剤だけでなかなか改善しなかったようでした。
散歩に出るのもご不安なようでした。
週1回の鍼灸を始めてから、施術後は腰がポカポカして軽くなるとのことで、少しずつ散歩が伸ばせるようになってきました。
時折、痛みが強くなることがありましたが、3ヶ月経過した頃から安定してきました。
痛みがゼロになることはなくとも、以前のように公園を散歩することができています。
「ギターの弦が少し押さえられるようになりました」
※残念ながら、全てのお客様にこのような結果が出る訳ではありません。
施術を重ねても、全く変化がみられない方もおられます。
しかし、慢性的な痛みにお悩みなら、鍼灸を試してみる価値はあると思います。
発症 2012-6/11 (発症時年齢:56歳)
昼夜なく働いていた激務が続いていた職場で発症し、急性期→回復期病院を経て自宅、職場に復帰するも・・・
歩行は短下肢装具を装着してもやや不安定、左腕は実用手とならず・・・
施術開始 2013-11/23
(発症より約1年半経過)
諸状況によりPT、OT介入できず、週1回ペースで鍼灸含め矢野が施術しました。
動画① 2014-5/3
(発症より約2年、施術開始より約5ヶ月経過)
職場では右手一本でPC作業等こなしていたとの事、
動画② 2019-3/16
(発症より約7年、施術開始より約5年経過)
2018年よりライン作業工場に再就職、左手で製品をつまんだり、10kgほどのパレットを両手で持てるようになられています。
歩行は単下肢装具も杖もなしで軽い段差も不整地も歩行可能になられています。
矢野は、発症後1年半から鍼灸と機能訓練で介入しました。
鍼灸の直後には、指や腕のこわばりが軽くなるとのことで継続されています。
以前はギターが好きでバンドやったりと、かなり入れ込んでいたそうです。
半年くらい前もまだ、弦を指腹で押さえたり、指をフラットにして全ての弦を押さえるには、指の力が足りないと残念そうでした。
というか、ギターは当初からあきらめモードでした…。
現在は、音を鳴らせるだけの指の力が出ているようで、あとはスピードが欲しいと…!
本来なら、理学療法士さんや作業療法士さんがメインで入り、私はこわばりの改善にサブで入るのがいいかと思うのですが、
色々あって私だけが関わらせて頂いています。
「B’zの稲葉サンはすごいですよ!」と語る患者さん、
稲葉さんばりには動かなくても、まずはなめらかに弾けるようになったらいいなぁ!!
もちろん、長期的な変化については、果たして鍼灸の効果も加わってのものか?
自然な経過の中での改善なのか?
無口なご本人が陰で必死に努力していたのか…?
不明というのが本当のところだと思います。
発症以前のように、ギター弾けるようになって、お孫さんをシビれさせて欲しいなぁ…!